すくすくだより

すくすくハウスピオーネ組~夏休みの学童さん達

2023/08/31

すくすくハウスには、5歳児うめ組・4歳児みかん組・3歳児りんご組(以上の3学年で異年齢グループ「うみG」・「たいようG」があります)、2歳児れもん組・1歳児もも組・0歳児いちご組がありますが、実はピオーネ組も存在するのです。

その正体は、小学生学童クラスピオーネ組(常石放課後児童クラブ)です。

普段学校がある日は、学校下校後の活動ですが、夏休み期間中は、1日の活動となります。そんなピオーネ組さんの夏の様子を少し紹介しますね。

朝、常石放課後児童クラブの所在するすくすくハウスへ登会すると、園庭であそびます。

その後、近所のお寺【宝田院】裏のアネックス(別館)へ移動

学習の時間は、各自で計画。

学習後は、

各種アナログゲームをします。

お昼になったらお弁当タイム

休憩後、すくすくハウスへ移動して

屋上でプール活動です。

まぁ基本的には、夏期間はこんな流れですが、

たまにイベントもあります。

お寺の本堂で「いのち」のお話を聞いたり、

別の日には、映画を観たりしました。

そんなピオーネ組さん、今夏一番のイベントは、「猫山の冒険」です。

日帰りイベントの朝、いつもより早くすくすくハウスへ集合。

大型バスに乗って猫山へ出発!

途中、休憩を挟んで2時間30分、やってきました猫山へ。

プライベートログハウス「ねこログ」でオリエンテーションした後、

みんなで虫取りをしました。

お昼になるとサイレンが鳴ります。

おなかがすいたので、ねこログに戻り、

ねこログの中と外に分かれてお弁当タイム

本日は、お家から持ってきたお弁当にプラスしてピザ釜で焼いた、焼きたてのピザを召し上がれ!

ねこログにあるピザ釜でピザパーティー

ウッドデッキの横に2台のピザ釜が並びます。(写真中央奥は手作りピザ釜、手前のもう一台は既製の簡易式ピザ釜)

ねこログのピザ職人?!がピザ釜から熱々のピザを取り出します。

今回はひとり二切れずつ、【100すく】と交換です。

夏期間中にすくすくハウスでお手伝いしてゲットしたすくすくハウス通貨【100すく】を使ってピザを求めます。

食後は、アナログゲームを楽しみました。

猫山を堪能した後は、

猫山の近くにあるグリーンフィールド西城さんへ移動して

さらに【100すく】を使って手作りアイスをゲットしました。

それぞれが好みのアイスをゲットしました。

2023年の夏を堪能し、楽しい思い出作りをしたピオーネ組さん達でした。

2学期も頑張ってみよ~

8月6日、78年目のヒロシマ

2023/08/07

1945年8月6日、広島に原子爆弾が落とされてから78年、、、

2023年8月6日AM7時 

78年目の朝日を浴びる原爆ドーム

今年、原爆と戦争についてのお話『夾竹桃物語~忘れていてごめんね』の絵画コンクールにすくすくハウスの園児が入選しました。

その御縁で4年ぶりに広島平和式典に出席させていただきました。

国内外から多くの方が式典に出席されていました。

8時15分、原爆投下時間に合わせて、平和の鐘が鳴り響く中での黙祷

世界平和と未来への人類のともなる歩みを考えさせられる貴重な体験です。

毎回、子どもたちのお陰で貴重な体験をこちらがさせていただいています。

本当にありがとう!

式典後、市内のホテルに移動して表彰式が行われました。

おめでとうございます。

すくすくハウス年長さんによる『夾竹桃物語~忘れていてごめんね』絵画作品は、すくすくハウス1階ホールで展示中です。

『夾竹桃物語』と合わせて、是非ご覧下さい。

日本赤ちゃん学会 第23回学術集会

2023/08/05

今年から「すくいくラボ」を発足させたすくすくハウス

【「すくいくラボ」については、こちら】

『すくいくラボ』誕生!

記念すべき初めての研究成果を「日本赤ちゃん学会」のポスターセッションで発表してきました。

研究テーマは『乳児の運動発達を促す保育者の見守りの重要性』

写真は、フラッシュトークの様子。

名だたる大学の発表者に混じって、すくすくハウスの研究成果を発表させていただきました。

今後も、すくすくとした成長のため、精進して参ります。

 

シーパーク大浜の冒険

2023/07/24

7月の冒険の課業はシーパーク大浜での海水浴です。

ねこバスに揺られること30分、やって来ましたシーパーク大浜さん

みんなライフジャケットを装着して海水浴に挑みます。

ゴーグルも装着して海水での泳ぎ体験

気持ちいいですよ!

ライフジャケットを着けて海水に身を任せると体が簡単に浮かびます。

不思議~

海水浴を全身で堪能したうめ組さんでした。

プロジェクトX~猫山にピザ釜ができるまで・・・

2023/07/21

大成功に終わった、猫山での手作りピザ作り。

子ども達の笑顔の裏には、1ヶ月に及ぶ、「ピザ釜作り」に挑むある男の姿があったのだ、、、、

《プロジェクトX~すくすくハウスのたくみ、ピザ釜作りに挑む!》

男の職業は、すくすくハウス保育教諭。しかし、お坊さんとの二足のわらじを履く男にとって、常石から片道2時間かかる県北・猫山でのピザ釜作りは過酷なものであった・・・

 

ピザ釜には、燃焼効率のよい一層式と燃焼スペースとピザ焼きを棲み分けする二層式があるが、衛生面を考慮して、、、今回は「二層式ピザ釜」作りに挑戦する。

【製作・第1日目】

ピザ釜を設置する場所を決め、釜を作るための土台をブロックで作っていく。

今回は、ねこログのウッドテラスの横に設置する計画だ。

コンクリートをモルタルで固めるためには、水が不可欠である。

しかし、夏の猫山はシーズンオフのため、水が使えない、、、

そのため、水はタンクに入れて常石から運び込む作業が不可欠だ、、、、

ピザ釜を設置する土台ができあがった、、、

 

【製作・第2日目】

パルテノン神殿ではない、完成後のピザ釜をイメージするため、耐火レンガを積み木のように積み上げてみる。

イメージが固まれば、レンガを除けて、ピザ釜の土台・燃焼床を耐火レンガで作っていく。

同時に雨よけの屋根も作りました。

ピザ釜は雨に濡れることを嫌います。

【製作・第3日目】

ピザ釜の土台・燃焼床の上にピザ釜の壁を積み上げていく。

同時に、、、

完成後のピザ釜の大きさに合わせて作った木枠に耐火モルタルを流し込んで、二層式ピザ釜のピザ床を作る。

乾燥に二日間を要する。

ピザ釜の壁を耐火モルタルで固めながらどんどん積み上げていく。

横からの雨に備えて三方に雨よけシートを張り巡らします。

【製作・第4日目】

 

ピザ床を設置する。

今回は、燃焼効率を上げるため、火や熱の通り道を奥側1カ所に加えて、左右両側にそれぞれ1カ所ずつ、合計3カ所の口を開けました。

また、メンテナンス用にピサ床は取り外し可能な設計にしました。

耐火レンガを横積みしてアーチを作るために、ピザ釜の外側に波形ブロックで壁を作り、壁に厚みをもたせます。

波形ブロックは、かつて保護者にいただいたものを再利用。

アーチを作るために耐火レンガを横積みしていきます。

だんだんピザ釜らしくなってきました。

【製作・第5日目】

猫山になかなか行けない間もピザ釜作りは続きます。

すくすくハウスのたくみ工房でピザ釜アーチを作るための仮設ドームを製作します。

かまぼこ状に木枠を作ります。

薄いベニア板を張っていきます。

少しずつベニア板を曲げていく作業が大変です。

ピザ釜ドーム用の設置かまぼこ台ができあがりました。

【製作・第6日目】

梅雨の合間にピザ釜ドームを作っていきます。

蚊が多いので蚊取り線香を大量に焚き付けます。

かまぼこ台を設置します。

モルタルが流れ込むため、ビニールで覆いをします。

耐火レンガをジグザクに組み合わせていきます。

レンガとレンガの間にくさびを入れていきます。

レンガの配置とくさびの角度は、ピザ釜の幅とかまぼこ台の半径、レンガの厚みを数値化して計算して、割り出しました。

ピザ釜作りは、算数も使いますね。

だんだんピザ釜らしくなってきましたよ。

【製作・第7日目】

アーチ状にレンガ積み上げ作業が完了しました。

熱の対流用にピザ釜入り口付近に煙突用の穴を確保しています。

レンガとレンガの間に耐火セメントを流し込みます。

水とセメントの配合が結構難しいです。

水の量が多いと隙間からダダ漏れ。

水の量が少ないと隙間にうまく耐火セメントが流れ込みません。

素人ながら、なんとか耐火セメントを流し込みました。

ピザ釜作りもいよいよ終盤です。

【製作・第8日目】

かまぼこ台を抜きました。

釜の中はこんな感じ。

正面に鉄の扉を付けたいので発泡スチロールで型を取ります。

寸法取りをして、すくすくハウスのご近所の「千年」さんで別途製作していただきます。

※素人では鉄板加工が無理なので・・・

隙間をモルタルで埋め、煙突を作ります。

煙突も耐火レンガで積み上げます。

 

【製作・第9日目】

 

ピザ釜背面には隙間があるのでレンガとモルタルで穴を塞いでいきます。

背面が壁になりました。

素人作りなのでモルタル塗りの凸凹さはご愛敬です。

熱の対流効果を高めるために正面の上の段も壁をします。

ちなみに今回は衛生面を考慮して二層式にしましたが、

正面上部の壁はモルタルでガチガチに固めていないので取り外しが可能です。

メンテナンスも考慮して製作しました。

こちらは、後日できあがった鉄の扉です。

正面を塞ぐことによってピザ釜内の熱効率をさらに高めることができます。

扉にはさらに取り外し可能な扉?がついているので、取り外すことによって正面からも空気をピザ釜内に取り込むことができ

熱の対流効果が高まります。

 

【製作・第10日目】

ピザ釜一台だけでは、園児分を一度に大量に作ることができないので、もう一台ピザ釜を設置するため、台をとなりに作ります。

となりにもう一台のピザ釜スペースができあがりました。

ここには、もう耐火レンガではピザ釜は作りません。

(作るの大変だし・・・)

こちらには、既製品のピザ釜を置きます。

これで一度に複数枚ピザを焼くことができます。

 

こうして、男の一ヶ月に渡るピザ釜作りへの挑戦は終わりを迎えるのであった。

プロジェクトX