ようこそ、すくすく・サイエンサーの館へ、みなさんは、「ダイラタンシー現象」って知ってますか?
フェーン現象でも、ゲリラ豪雨でもありません。
今日は年長児うめ組さんが体験した、この不思議な現象を皆様にも味わって頂きたいと思います、、、
その現象とは、、、
「キャーッ!」\(◎o◎)/!
何この物体-?
って、これ片栗粉と水を混ぜて起こす実験。
昨年に引き続き、
「広島工業大学JCDキャロット」の
学生の皆さんにお越しいただき、身の回りにあるもので理科の実験を行いました。
今回の実験テーマは、
「見て触って感じよう~粉と水のMagic~」
片栗粉と水を混ぜて起こる「ダイラタンシー現象」を体験しちゃおうってこと。
お母さん達も経験したことありませんか?
片栗粉と水を手で混ぜていたら、
突然、プニュプニュした物体が、握ると固まってしまったことが、、、
ここで解説しよう!「ダイラタンシー現象」とは、【粉】と【液体】を混ぜ、
外から力を加えると《液体》の状態から《固体》に変化する現象である。
つまり、片栗粉と水を混ぜていると
片栗粉は水と混ざらないから、
手のひらの上では、片栗粉のすき間に
水が入りプニュプニュした液状(ゲル状)の
物体になるが、、、
(広島工業大学JCDキャロット:画)
手でこの物体を握ると、
水と片栗粉は混ざらないので、
片栗粉どうしが密接になって
水が、内側に追いやられて固体状に
なるという現象。
握りをとくと、片栗粉どうしのすき間が
広がり、もとの液状(ゲル状)に戻ります。
というわけで、うめ組さんも実験、実験。
準備するもの
片栗粉、、、50グラム
水、、、35グラム
調理用ボウル、、、1個
ボウルの中で片栗粉と水を混ぜます。
混ぜるとき、片栗粉の粉の粒の大きさによって水の分量の比率が変わるから
調整しながらやってみてください。この“塩梅(あんばい)”が難しいそうです。
ちなみに、粉なら何でも良いというわけではありません。
「水と混ざらない」というのがミソ。片栗粉以外でコーンスターチが
あるそうです。小麦粉は水と混ざるので不可。(比較実験してみてください。)
混ざると、だんだんプニュプニュした物体が、、、
料理をしている際に、
片栗粉と水でこんな体験した方、
いらっしゃいませんか?
水と片栗粉が混ざってゲル状の物体が!
握ると、水が内側に押し込められて
おだんごのように固体化します。
海辺を歩いていると、
波打ち際から遠い砂地は、水分が抜けて砂が固まって歩きやすいけれど、
波打ち際では、砂の間に水が入り、柔らかくなり、足が砂浜にはまりますよね。
これも「ダイラタンシー現象」なのだそうです。
この後、手をボウルに広げて入れると手と物体が一体化してボウルが浮かぶという実験や
ペットボトルに入れた物体にマッサージ器で振動を送ると液状から固体に変化する実験もしました。
勉強になるな~ いい体験できました。
広島工業大学JCDキャロットの皆さん! ありがとうございました。
皆さんも親子で「ダイラタンシー現象」の実験やってみてください。