被爆ピアノコンサートが終わって翌日、常石では「いのこ」がおこなわれました。
みなさん「いのこ」って知ってます?
「亥の子」
立冬過ぎて暦が「亥」の日(最近は亥の日に近い土曜日)
に、子ども達が縄の付いた石で、一件一件の玄関先でキクの花を
置いた地面を石で突きます。冬の訪れを告げ、家の繁盛を願う伝統ですね。
山口から嫁いできた園長は、この伝統を知りませんでした。
地域の家を子ども達が回って、玄関先で花を突いて、御礼を頂きます。
園長は、この習慣を勝手に「日本版のハロウィーン」とひそかに言っています。
だって、こどもたちが、家の玄関先に押し掛けて、御礼をいただくなんて、しかも時期的に11月始めだし、、、(ハロウィーンは10月末)
やっぱり日本版ハロウィーンだ。すくすくハウスにも突きに来てくれました。園庭に残る地面のへこみと、そこに埋まる菊の花は「いのこ」の名残
「いのこ」のうた を紹介します。
いちで 俵を踏ん張って
にで にっこり笑って
さんで 酒を造って
よっつ 世の中 良いように
いつつ いつも五徳あり
むっつ 無病そくさいに
ななつ 何事ないように
やっつ 屋敷をひろめたり
ここのつ ここに 蔵をたて
とおで とっくり おさめたり
繁盛せー 繁盛せー
わらべうたですね、、、伝えたいです。
ちなみに、小話。
「繁盛せい」とは、家やお店の繁盛を願うもの、いいことですよね。(繁盛を願わない人はいないと思いますが、)
ある時、坊主である園長に質問がありました。
「お寺」と「お医者さん」は「繁盛」していいのか? そんな ご質問でした。
確かに、お寺と医者が繁盛するということは、、、
みなさん、この意味 わかりますか?
そこで園長、一休さんのように考えた。
「医者」の繁盛とは、医療技術向上、進歩の繁盛。
「お寺」の繁盛とは、仏法(ほとけさまの教え)が広がり、盛んになるという繁盛。
どうです?うまく まとめてみました。
そんな「いのこ」からさらに一夜明け、園長が降り立ったのはここ、
通天閣ではありません(なんでやねん)
東京スカイツリー
つまり東京です。
被爆ピアノコンサートツアー中に
園長どこいってんだか、、、
いえ、今回は「食材探しの旅」(別ページ参照)
ではありません。
今回、東京に行った目的は、
『D1だじゃれグランプリ
東京オープン』
何っ?
て思われる方もおられるでしょう。
これは、春のミュージカル(別ページ参照)でも福山にこられ、
被爆ピアノで歌った『にじ』や『世界中のこどもたちが』などの曲を作られた、
シンガーソング絵本ライターの中川ひろたかさんが会長を務める
【だじゃれの大会】 です。
テーマは、「だじゃれは 世界を 救う!」
笑いって大切ですね。先の被爆ピアノコンサートのコンセプトにも一致します。
今年も東京で開催されました。出場者は、小学生6名を含む総勢24名のだじゃらー(だじゃれの強者達)
いえっ園長が出場するんではないんです。
昨夏、広島大会ですくすくハウス卒園児が優勝・準優勝したため全国大会に出場しました。
今年も開催された、だじゃれの大会。卒園児が推薦枠で出場しました。
と、いうわけで今回も引率・応援です。
ルールは簡単です。
赤コーナーと白コーナーにわかれて
舞台に上がった出場者が、
その時出されたお題を30秒で考え
互いに発表し、会場の反応と
主審、副審の3名で判定するというもの。
ルールは簡単だけど、やってみると結構大変なのね。
それが証拠に、大人が小学生に負けたり、ドラマが生まれます。
今回はダジャレ芸人が参加していましたが、一回戦で破れていました。
この他にも、ネット版D1だじゃれグランプリ https://d1dajaregrandprix.com に出場している猛者どもも参戦!
真剣な「ことば」の勝負です。今年の『現代用語の基礎知識』(ユーキャン)にも「D1だじゃれ」のキーワードで登場します。
お買い求めしてみては?
ちなみに、主審は、会長の中川ひろたかさん
副審は、来年1月のすくすくハウススキー合宿に参加される、絵本作家の藤本ともひこさん、同じく絵本作家の長野ヒデ子さんです。
そして、だじゃれの祭典は、熱き勝負を繰り広げるのでした。
「めいし」「しかい」などの言葉がお題として次々に出され、トーナメントが進んでいきます。
そして、ついに決勝戦!決勝にコマを進めたのは、
赤コーナー オペラ歌手
白コーナー なんとすくすくハウス卒園児
小学生や中学生、大人、強豪達を
だじゃれでうち破り見事に決勝まで進みました。
準決勝からは、3本勝負!
結果は、オペラ歌手のピコラさんの勝ち!
おしい!おしくも破れましたが、堂々の2位、準優勝です。
表彰式にて
前回の大会は
1位から3位までを小学生が独占しましたが、
今回は、大人達が強かった。
そこを抜けての2位でした。
表彰式でのコメントは
「2位で良かったです。」
事業仕分けに追われるどこかの官僚達に聞かせてやりたい ひとことでした。
最後は、出場者一同でエンディング。 中川さんの『みんなともだち』の大合唱
大会終了後、中川さん、優勝のピコラさんと卒園児
司会で大阪の保育園のスーパー園長
寿太郎さんと
ちなみに
胸にかかるのは
銀メダルならぬ
銀メダイ
来年1月のすくすくハウススキー合宿にも参加する
絵本作家の藤本ともひこさんと
もうひとりの審判
長野ヒデ子さんには
副賞として新作の絵本をいただきました。
ここで絵本の紹介、本日11月17日販売の
長野ヒデ子さんの新作
『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』
長野麻子・作
長野ヒデ子・絵
(童心社)
呼吸の大切さおもしろさを
この絵本でどうぞ!
ちなみに長野さん、園長も所属している野球チーム「アンドレジャイアンツ」のメンバー
一緒に外野を守ったこともあります。とーっても優しいご婦人先生です。
また、すくすくハウスへも遊びに来て頂きます。お楽しみに!
こうして、今年もD1だじゃれグランプリの大会は、ここに終わるのであった、、、
だじゃれに自信のある方は、ネット上のD1だじゃれグランプリに是非ご参加ください。
ちなみに、園長も参戦しています。