いよいよ、2010年すくすくハウス発表会 「発表会だヨ!全員集合」も残すところ、あと3つの演目となりました。
第一部のお笑い系から第二部は美しかったり、清々しい演目が列びます。
お次は、4歳児みかん組さん劇「石のきもち」
この劇は、同名の絵本
『石のきもち』(ひさかたチャイルド)
が出版された時に、絵本作家の
村上康成先生が園長にプレゼントしてくれたものが原作です。
ほら、きこえるよ。森の石のつぶやきが…。
「ぼくは むかしから この もりに いる 石
イタチ、キツネ、クマ、オオカミ…、
ずっと むかしには きょうりゅうだって いた。
うれしいこと、かなしいこと、もりでは
まいにち いろんなことが おきるけど、
ぼくは きょうも ここに いるよ。」
この本を読んで、園長、食材探しの旅(別ページ参照)中、東京で村上さんにすかさず、この絵本の舞台化を提案。発表会の題材にさせて頂く許しを請いました。
村上さん「いいんじゃない」の一言でGOサイン!「石は三須さんね」の提案にはご辞退申し上げましたが、、、
絵本の読み聞かせから取り組んでいきました。
難しかったのは、自然派アーティスト・村上ワールドを子どもたちがどう表現するか、、、
相手は、有名な絵本作家さん、、、 がんばれ!みかん組さん達。村上さんも注目する発表会劇、、、
子ども達が いし を演じ、
動物たちが、いし に関わっていくことを
舞台上で表現かることに工夫し、
いし に腰掛けるシーン
絵本の表紙のようにきょうりゅうが
いしにかみつくシーン
そして三日月の傷ができる演出。
火事があったり、いろいろな出来事、動物たちとのかかわりで
時が流れていくシーン
演出家泣かせの名作でした。
バックに流れる森のBGMや効果音、ピアノ曲にもこだわりました。
絵本のラスト、女の子と
「ちょんまげカブトムシ」のシーン
最後は原作と違って、女の子と森の掛け合いで終わりました。
本当に静かな劇でした。でも清々しくも美しかった、、、
見ている人は、いつもの発表会と違って何か物足りなさを感じたかもしれませんが、
この劇は、4歳児みかん組さんが、これからたくさんの環境の中に囲まれて生きていく中で
大切なことを語りかけてくれます。石のつぶやきが、人間にとって大切な失ってはならないものを、教えてくれます。
村上さんありがとうございました!劇のDVDを後日送らさせて頂きます。
写真左が村上康成先生
ピーマン村シリーズ『みんなともだち』他たくさんの絵本を描かれています。
ちなみに右が『大阪うまいもんのうた』の長谷川義史先生
写真は4月のミュージカル(別ページ参照)より
みかん組さんもお疲れさまでした。
素晴らしかったよ!
来年はすくすくハウス最年長として、頑張ろうね!
この劇の演出効果は、来年、村上康成先生自身がすくすくハウスへお越しになられる時に続きます。
お楽しみに!
さあ、発表会もあとわずか、続いては年長うめ組さんのピース・メッセージ
すくすくハウス発表会には、子ども達、先生達、お家の方々の他、たくさんの作家さん達が関わってくれます。
ピース・メッセージの発表に関わってくれたのは、ご存知、すくすくハウス非常勤講師?の鈴木翼くん!
今年のサマーフェスティバル(別ページ参照)のゲストでもありましたがねその時のエンディングの曲「世界にハーモニー」をテーマにした発表でした。
この発表は3部構成。
最初はハンドベルから始まる合奏
「世界にハーモニー」
年長うめ組さん最後の発表会
タイトル通り、全員出席の「全員集合」でした。
続いて、10月の「広島平和の旅」(別ページ参照)より
メッセージDVD上映
原爆ドーム、平和資料館、平和公園
そこで得た気持ちをそのまま絵に表現し、
どんな絵を描いたかメッセージを添えました。
メッセージDVDが終わると、幕が開いて
うめ組さんによる平和の願いのコール。
ひとりひとりが戦争と平和についての
気持ちを語りました。
そして、最後は
「世界にハーモニー」手話ソング
原爆投下から65年、、、
被爆ピアノコンサート(別ページ参照)を含め、平和について考える機会を設けてきましたが
見事に、吸収して、糧にしていたうめ組さんでした。さすが!
鈴木翼くん一年ありがとうございました。また、いつの日か遊びに来てください。
って1月にまた、現れるか?チャンチャン
さあ、2010年すくすくハウス発表会「発表会だヨ!全員集合」もいよいよラストステージ
最後は、3歳児から5歳児までによる手話ソング「にじ」
手話に取り組んで2年。言葉やいろいろな歌を手話で練習してきました。
手話で「にじ」を表現しながら
歌っているところ。
うめ組さんの「世界にハーモニー」もそうですが、その成果が実った「にじ」でした。
これからも誕生日会のワンコーナーなどで手話を取り入れていきたいです。
2010年発表会もこれでおわりですが、
この経験が子ども達にとって希望の「にじ」の架け橋となって未来へつながっていくことでしょう。
たくさんのご観覧ありがとうございました。
これからも、すくすくハウスと
ともに育ちあっていきましょう。