2010年8月7日(土)17時から始まったサマーフェスティバルも終盤。テーマのBonDanceを象徴する踊り「常石精霊踊り」
若い人には、縁遠いこの踊り、実は代々年輩者から若者へ引き継がれてきた貴重な伝統文化のひとつです。
昨年、引退宣言をされた「くどき」の梶原巧さん
「おはやし」の小林義男さん
伝統文化を映像に記録するため、ということで
もう一年ご無理をお願いして再登場して頂きました。
踊りは「四つ拍子」と「三つ拍子」の二種類があります。
毎年、夏祭りとお寺の初盆法要で踊られてきていますが、年々踊り手が少なくなってきているのも事実です。
話は、個人的になります。私のおじいちゃんも、田舎・山口で盆踊りの「くどき」手をしていました。子ども心に「やぐら」の上で太鼓を叩きながら地元の踊り文句をくどく、おじいちゃんの姿は、老齢ながらも勇壮にに感じられました。日本の夏と言えば、盆踊り、お盆と言えば生の「くどき」そんなイメージを持っていました。
しかし、祖父の雲隠れにより、この文化を受け継ぐ者がいなくなり、盆踊り、田舎の古き良き夏の習慣は無くなっていきました。
先日、ホームページで紹介した「あおきひろえ」先生のお話にもありましたが、都会では「お盆」の習慣がアンポピュラーになってきているそうです。
この常石には、まだ何とか形として残っています。古来より代々受け継がれてきたこの「精霊踊り」、日本の良き夏の習慣を残すためにも保存していきたいものです。
みなさま、これからもご理解とご協力の程、よろしくお願い致します。
今回の踊りを受けて、くどき手の梶原巧さんは、若い方、子どもたちが徐々に踊りの輪に入ってきてくれて大変ありがたかった。人の輪が広がると「くどき」がいが出てくると感想を述べられていました。