2024年 10月

ハンセン病療養所長島愛生園交流会

2024/10/21

岡山県邑久長島にある国立ハンセン病療養所「長島愛生園」を訪問し、交流会に参加してきました。

年長うめ組さんと運動会の振替休日となった放課後児童クラブの小学生でバスに乗って出発

昭和63年に開通した「邑久長島大橋」通称「人間回復の橋」

 

長島愛生園内にある真宗会館にて昼食後、

昼食後は、歴史館に行き、愛生園の歴史とハンセン病について学びました。

学芸員さんの説明を熱心に聞き入るこどもたち

メモしたり、質問する姿も

こちらは愛生園園長室

色々な資料を目にして、様々な気持ちが心に残ったと思います。

すくすくハウスでセレクトを体験しているこどもが投票箱に反応しました。「すくすくハウスといっしょ!」

学芸員さんの説明で、「通常の投票箱と扱いが違う点があります 何でしょう?」

よく見ると投票箱に穴が空いています。

投票締切後、箱ごと消毒液に漬け、投票箱と中の投票用紙を消毒していたそうです。

病気に対する知識の希薄さから来る対応かな・・・(コロナの時も同じだけど)

悲しい事実です。セレクトの活動をしている今年、セレクトを通じてハンセン病の事実を学ぶことになるとは、、、

その後、真宗会館に戻り、交流会に参加しました。

お話や紙芝居を聞かせていただきました。

交流会後は、多くの方が故郷に帰られずに、その骨を納められた納骨堂参拝

散策中に、野生の鹿の親子に遭遇しました。

こちらは、島に収容されるときに使われていた桟橋跡

こちらは、監房。つまり牢屋です。

施設から脱走したり、反抗した入所者が強制的に入れられていた場所の名残です。

学芸員さんの説明で、「ハンセン病療養所は病院です」といわれた時、

こどもが「なぜ病院なのに牢屋があるのですか?」と質問していたのが印象的でした。

何故、ハンセン病の施設に牢屋があったのでしょう?

その考え方は大切な視点です。

スタジオジブリの宮崎駿監督が「ハンセン病療養所に行ってごらん、人生観が変わるから」

と言われた意味が少しわかるような気がします。

今回参加したこどもたち、大切な、貴重な体験をその目でしたと思います。

療養所での4時間の滞在を終え、バスですくすくハウスへ帰りました。

途中、岡山でシャインマスカットを食べました。

参加したこどもたち、いろいろな経験値を上げたことだと思います。