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武内祐人 展 ライブペインティングのご案内

2024/06/08

6月19日(水)~24日(月)の期間、天満屋福山店6階美術画廊にて「武内祐人(たけうちよしひと)展」が開催されます。

『笑顔』をテーマに描いた動物や子どもたちのイラストは、雑貨や広告などで多数使用され、平成27年度より小学2年生国語の教科書(東京書籍)の表紙にも採用されています。

6月22日(土)14時から天満屋福山店6階の美術画廊にて武内さんによる【ライブペインティング】が開催されます。

このライブペインティングにすくすくハウスが招待されました。

是非この機会に、武内さんが描かれる生のペインティングをご覧ください!

お問合せは、すくすくハウス三須まで

課業Select セレクト で【みんしゅしゅぎ】について考える

2024/06/07

すくすくハウス今年度テーマの「セレクト」

その導入として課業セレクトがありました。

「セレクト(選ぶ)」とは?

年長うめ組さんが課業で、世の中の仕組みについて考えていきます。

「みんなが安心して生きていくために、世の中にはみんなが守る約束(ルール)があります」

「約束をやぶると、命の危険や生活が無事に送れなくなることがあります」

「約束をやぶると警察に捕まり、反省するために牢屋に入れられたり、罰金をとられることも・・・」

「その約束を考えたり、作ったりする人が必要になります」

「みんなで約束を作っていたら、なかなかまとまらないので、代表者をセレクト(選ぶ)して、約束を考えてもらいます」

かこさとしさんの『こどものとうひょう おとなのせんきょ』(復刊ドットコム)

を使って、【選挙】のしくみや【民主主義】についてお話ししました。

結構、難しいお話ですが、うめ組さん、よく聴いていました。

では【選挙】と【民主主義】について簡単なセレクトあそびをしてみましょう。

人や約束(法律)、あそびや、やりたいことなどを試しにみんなでセレクト(選ぶ)してみます。

みんなの大好きなランチメニューを四つあげて

人気投票でひとつメニューをセレクトします。

子どもたちが「ハンバーグ」「カレー」「ラーメン」「うどん」をセレクトメニューとしてあげました。

セレクトのための候補メニューです。

それぞれのメニューで一番好きなものをセレクトしてグループを作ります。

  ハンバーグ5人

  カレー2人

  ラーメン8人

  うどん3人となりました。

では、それぞれのグループで推しのメニューについてもう一度考え、みんなにそのメニューの魅力を発表してもらいます。

ラーメン党は、尾道ラーメンなどの意見が出て、党内の話し合いの結果、最終的に『しょうゆラーメン』を掲げます。

ハンバーグの会は、『チーズハンバーグ』を推してきました。

少数政党のカレーなる一族は、『激辛カレー』に『おいしいプリン』を付ける事を公約にあげました。

うどん党は、なんと『ねぎうどん』というシンプルな政策に打って出ました。

それぞれの候補メニューが決まったところで、もう一度メニューセレクトしてみます。

その結果、ラーメン党、うどん党は議席数変わらず

ハンバーグの会が議席を減らし、カレーなる一族が5議席と躍進してきました。

面白いですね~

みんなの声を聴いてみると、プリンというオマケに惹かれたと言うよりは、激辛に魅力を感じて選んだようです。

大人達の姑息なばら撒き作戦には引っかからない子どもたちの純真さに感心させられました。

 

最終的に、ひとつのメニューに決めるため、上位2つ『しょうゆラーメン』と『激辛カレープリン付き』による決選投票に入ります。

今度はふたつのメニューからセレクトします。

 

すると、、、

ハンバーグの会とうどん党がラーメン党に流れるだけでなく、カレーなる一族からも造反者が出て『しょうゆラーメン』に一気に票が集まります。

最終結果は、決選投票・多数決で『しょうゆラーメン』か・・・これが【民主主義】か・・・

 

と思いきや、、、

旧ハンバーグの会所属の一人の子が、

突然涙を流し始めました!

「チーズハンバーグたべたい・・・」

この発言と行動を受けて、有権者が顔を見合わせます。

この展開は先生も想定外!!

 

その結果、

大量のラーメン党メンバーが旧ハンバーグの会に流れ込み

ハンバーグ党が第一党に躍進するという事態に!

 

最終的に『チーズハンバーグ』が選ばれるという結果になりました。

たった一人の意見が結果を大きく変える感動の政治物語でした。

誰も予想できなかった展開が課業セレクトの時間に起こりました。

ひとりの意見も大事に受け止め、みんなで考え・行動する、、、そしてその結果をみんなで受け入れる。

これが【民主主義】の真の姿かもしれません

どこかの政治家達、あるいは私達大人に見てもらいたい一コマでした。

 

【民主主義】とは、

国民こくみん主権者しゅけんしゃとなって政治せいじおこな形態けいたい

民主主義みんしゅしゅぎもとづいておこなわれる政治せいじ民主政治みんしゅせいじといい基本的人権きほんてきじんけん尊重そんちょう基本原則きほんげんそくとし,一般いっぱん選挙せんきょえらばれた代表者だいひょうしゃによって政治せいじおこなわれる(間接民主制かんせつみんしゅせい)。

民主政治みんしゅせいじのもとでは,少数意見しょうすういけん配慮はいりょしつつはないがおこなわれ,意見いけんがまとまらないときは多数決たすうけつによって物事ものごと決定けっていするのが一般的いっぱんてき

 

こども発信による「セレクト」の今後の展開が楽しみです。

ぶらぶらたもり?百島探検

2024/05/29

常石すくすくハウスは広島県東部・瀬戸内海に隣接しています。

どれだけ海に近いかというと、すくすくハウスから歩いて数分で港に到着します。

今日は、うめ組さんで瀬戸内海に浮かぶ百島(ももしま)へ探検に出かけました。

片道12分の船旅です。

常石の町を船から眺めると、造船の町だと改めて知ることが出来ます。

向かって左側の山が、4月に登った眺洋山、通称ごじゅうやま

 詳しくは下をクリック 

うめ組ふたたび山登る!

向かって右側の山が、同じく4月に登った東山、桜の名所です。

 詳しくは下をクリック

うめ組山登る

海から見るとよく分かりますね。

潮風に吹かれていると、あっという間に百島到着!

この島からすくすくハウスへ通っているお友だちもいるのですよ。

 

島を散策しながら、ぶらぶらたもりの旅?

島の人たちに温かい声をいたるところでかけられ、どちらかというと「家族に乾杯」状態の旅でした。

海と空がきれいですね・・・

砂浜に降りて海辺を観察してみると・・・

いるわいるわ、かに・ヤドカリ・魚・クラゲetc.

フジツボにカラスガイもいっぱい

滞在時間わずか2時間あまりでしだか、素敵な百島探検の旅でした。

来るときに乗ってきたフェリーが尾道を折り返して迎えに来てくれました。

船に乗ってすくすくハウスへ帰ります。

こんな素敵な体験が出来る百島は最高です。

また、百島に冒険に出かけたいと思います。

常石港からフェリーを降りるとそこはもうすくすくハウス(常石ともに学園の右側に見える白い壁)

帰ってランチタイムです。

 

いのちのつどい~常石の歴史新発見!

2024/05/28

毎月28日(土日祝日の場合はその前後)は、「いのちのつどい」の日です。

年長うめ組さんが、まこと先生のお寺・宝田院へ行き、お参りされたお年寄りと一緒にお話を聴いたり、交流したりする時間です。

今月は、4月の宝田院の講演会で発表された、400年前の常石の様子についてのお話

なんと、400年前の常石は海賊(水軍)の拠点だったと言うことが宝田院に残る文献から確認できました!

「常石は海賊の町だったんだよ~」

「え~!」

こどもたちが興味津々に食い付いてきそうな『海賊』のお話が現実として出てきました。

この史実から、宝田院が約400年前の1602年にここ常石に移ってきた理由(何かしらの拠点がないと中世の時代にはお寺は移設されないから)と、常石に「城山(じょうやま)」(水軍の拠点だったという事実)いう地名がある理由、常石の地に造船業があるという理由(水軍が海運事業をしていたため、船造りに長けていた)のピースがつながり、ひとつのキーワード「常石は海賊の町だった」というパズルが完成しました。

まさにワンピース!!

400年前の常石の様子を想像するだけで、なんだかワクワクしますね。

自分たちが生活する地域の歴史を学ぶと結構おもしろい!

お話の後、それらの事実が確認できる古文書を見学しました。

こちらは約750年前の掛け軸

中国の善導大師というお坊さんの【半金色の御影】(体の下から段々金色になり、仏様になりつつある絵像)

今回、名古屋の大学の調査チームによって発見された貴重な歴史的資料がぞくぞく・・・

歴史に興味のある方は、宝田院住職、つまり、まこと先生へお問合せ下さい。